泉のほとりに

聖歌38番のように私たちの内なる力を湧きたたせ御国を目指していきましょう。共に泉のほとりに集いましょう。導かれるままに綴っていきたいと思います。

祈祷 158 〝 キリストの心情を体恤させてください 〟

🔵 祈祷 158



キリストの心情を体恤させてください



アダム以後、4000年間苦労してこられたお父様が送られたイエス・キリストは、涙と汗と血の結実


として、お父様の実体として、お父様の涙を代身し、汗を代身し、血を代身すべき使命と、お父様の


恨みを解いて差し上げるべき使命を帯びてこられたことを私たちは知るものでございます。そのよう


なキリストが天を代身して涙の道を歩み、万民を代身して休む間もない苦労の道を歩み、汗を流す公


生涯路程を歩んだことを考えますときに、お父様、私たちがそのようなキリストに対することのでき


る姿となっているかを、心から反省するこの時間となるよう許諾してください。




そして、4000年間苦労してこられた数多くの先知先烈たちの血の祭壇を連ねて、その実体で尋ねて来


られて、血を流しながら行かれたその姿をたどり見ることのできる私たちとなれるようお導きくださ


い。


イエス様が十字架を背に負い、ゴルゴダの山頂に向かって登っていかれるとき、遠くで彼を眺めなが


ら哀悼するか弱い女性たちを見て、「エルサレムの娘たちよ! わたしのために泣くな。むしろ、あな


たがた自身のため、また、自分の子供たちのために泣くがよい」と語られた懇切なるキリストの心情


を、きょうこの時間、私たちが体恤できるよう許諾してください。


十字架の正しい意味を知ることができない者は、十字架の救いを受けることができず、十字架に向か


う時のイエス様の心情を体恤できない者は、真理の立場に立つことができないということを知ってお


りますので、お父様、この時間集まった息子・娘たちを哀れにお思いください。


私たちが持った物もなく、お父様に捧げる物がないとしましても、ゲッセマネの園の寂しいキリスト


の姿を心の中に刻みつけ、侵犯してくる怨讐たちを迎えて闘う、善の警備軍となれるよう許諾してく


ださいますことを、お父様、懇切にお願い申し上げます。


イエス様がゲッセマネの園で叫んだその最後の訴えを、私たちが今日、荒地のようなこの世に向かっ


て叫びながら、世界的なゴルゴダ山頂を越えるべき時が来たことを知っておりますので、キリストを


遠ざけ自分のために生きる息子・娘とならないよう導いてくださいますことを、お父様、懇切にお願


い申し上げます。


お父様! イエス・キリストの心情を代身して、困難がある時に自分がまずその困難に責任を持ち、


悲しいことがある時にも自分がまずその悲しみに責任を持ち、自分が苦痛にぶつかり倒れようとも、


天が願われるみ旨なら、これを喜んで甘受しながら闘いいくことのできる者たちとなれるよう許諾し


てください。主のみ名によってお祈り申し上げました。アーメン。 ( 1957.6.30 )







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