祈祷 170 〝 イエス様とともに天的な責任を果たさせてください 〟
🔵 祈祷 170
イエス様とともに天的な責任を果たさせてください
お父様! 2000年前に寂しく来ては逝かれたイエス様の事情がどうであったかを、私たちが察するよ
うにしてください。彼はこの地上の人間たちを救うため、自分のすべてを祭物として捧げて倒れよう
とも、案ずる心をお持ちになって、その厳しい困難も甘受されましたし、寂しい立場も喜んで行かれ
ました。そのようなイエス様の寂しい姿を、私たちが同情するようにしてください。
イエス様は個人の目的を成し遂げるために闘われたのではなく、罪人である多くの衆生を救うと同
時に、死亡圏内にあるこの世界を天の世界、すなわち光明の世界へ導き抜こうという、天的な使命を
背負って闘われたことを私たちは知りました。
その当時、イエス様のすべての生活環境は、どれ一つ喜ばしいものがございませんでした。行く先
々でも迫害があり、行く先々で憤まんやるかたないことが、前に横たわっておりましたが、彼は嘆息
しませんでした。落胆する立場に処しても、決して落胆しませんでした。
望みの世界のために、未来の天国のために、お父様の経綸を眺めながら、耐えてこられたそのみ旨
を私たちは知るものでございます。ここに集まった息子・娘たち、たとえ2000年という歴史的な距離
はございましても、心情的には2000年前のイエス様の心情と通じることができ、天の天的な責任を背
負った立場で、お父様に対することのできる息子・娘とならなければなりません。
そうして、お父様の寂しい心情を抱きしめ、この地上の人類を代身してお父様を慰労して差し上げ、
この民族とこの世界人類の前に訴え、彼らをお父様と因縁づけてあげられる息子・娘とならせてくだ
さいますことを懇切にお願い申し上げながら、主のみ名によってお捧げ申し上げました。アーメン。
( 1960. 6. 12 )
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