泉のほとりに

聖歌38番のように私たちの内なる力を湧きたたせ御国を目指していきましょう。共に泉のほとりに集いましょう。導かれるままに綴っていきたいと思います。

祈祷 170 〝 イエス様とともに天的な責任を果たさせてください 〟

🔵 祈祷 170


イエス様とともに天的な責任を果たさせてください




お父様! 2000年前に寂しく来ては逝かれたイエス様の事情がどうであったかを、私たちが察するよ


うにしてください。彼はこの地上の人間たちを救うため、自分のすべてを祭物として捧げて倒れよう


とも、案ずる心をお持ちになって、その厳しい困難も甘受されましたし、寂しい立場も喜んで行かれ


ました。そのようなイエス様の寂しい姿を、私たちが同情するようにしてください。





イエス様は個人の目的を成し遂げるために闘われたのではなく、罪人である多くの衆生を救うと同


時に、死亡圏内にあるこの世界を天の世界、すなわち光明の世界へ導き抜こうという、天的な使命を


背負って闘われたことを私たちは知りました。


その当時、イエス様のすべての生活環境は、どれ一つ喜ばしいものがございませんでした。行く先


々でも迫害があり、行く先々で憤まんやるかたないことが、前に横たわっておりましたが、彼は嘆息


しませんでした。落胆する立場に処しても、決して落胆しませんでした。


望みの世界のために、未来の天国のために、お父様の経綸を眺めながら、耐えてこられたそのみ旨


を私たちは知るものでございます。ここに集まった息子・娘たち、たとえ2000年という歴史的な距離


はございましても、心情的には2000年前のイエス様の心情と通じることができ、天の天的な責任を背


負った立場で、お父様に対することのできる息子・娘とならなければなりません。


そうして、お父様の寂しい心情を抱きしめ、この地上の人類を代身してお父様を慰労して差し上げ、


この民族とこの世界人類の前に訴え、彼らをお父様と因縁づけてあげられる息子・娘とならせてくだ


さいますことを懇切にお願い申し上げながら、主のみ名によってお捧げ申し上げました。アーメン。


( 1960. 6. 12 )







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