祈祷 169 〝 イエス様の慰労者となり慰安者とならせてください 〟
🔵 祈祷 169
イエス様の慰労者となり慰安者とならせてください
お父様! きょうこの時間は、イエス様と歴史的な距離のある時間でございます。歴史には距離がござ
いますが、心情の世界には距離がないということを知っております。歴史的なイエス様を信じる私た
ちとならず、心情を通して直接的にイエス様を知り、信じることのできる私たちとならせてください
。
み言を語られたイエス様の悄々とした聖なる姿を慕いながら、心で悲しみ、その前に頭を下げるこ
とができ、訴えたその時の声を聞くことのできる徹した心、懇切なる心、恐れかしこまる心が、私た
ちの体と心にこもるよう許諾してください。
自分でも知らずに「お父様」と呼ぶことができ、知らない間に主の恍惚たる恩賜を感じて感謝をお捧
げ申し上げます。送られたメシヤの聖なる姿は天上が擁護し、敬うべき存在でございましたが、地上
に現れ、悲惨なる道を行かれたことを悲しみ、彼の苦労を案じ、彼の悔しさを悔しく思い、その時の
先祖たちが行えなかったすべてのことを、きょう私たちが心情的に引き継いで、彼らを代身してイエ
ス様の慰労者となり、慰安者となるようにしてくださいまして、その方の前に望みの相対となるよう
にしてください。
イエス様はどれほどかわいそうな方でございましたでしょうか? 民族を眺める彼の心は嘆息せずに
はおられず、教団を眺める彼の心情は痛哭しか残っておりませんでした。天倫の摂理に責任を持たな
ければならなかった彼の事情を、人間は知りませんでした。
事情に通じるべき人間たち、心情を分かつべき教団、ともに生きるべき民族を後に置き、独り夜中に
山中をさまよわれた彼の心情を知る者がおりませんでした。きょう私たちは、イエス様を知らずに従
い、イエス様を知らずに信じる者たちと同じにならないよう許諾してください。かわいそうな彼の心
情をつかみ、限りなく泣いてあげることができ、限りなく心配することができ、彼のためには死の立
場も意に介さない私たちとなるよう、許諾してくださいますことを懇切にお願い申し上げ、主のみ名
によってお捧げ申し上げました。アーメン。 ( 1959. 10. 18 )
今、「天啓 イエス・キリスト物語」を読んでいるところです。
60年前に祈られたお父様の祈祷が胸に迫り、クリスマス賛美歌を聴きながらこの記事を書
いていますがイエス様を思い、お父様を思いながら涙が湧いてきます。
身の不足を悔い改めながら、お父様の御聖誕100周年に向かって心情を備えていきたいと思います。
著者の古川健治さんに心より感謝申し上げます。
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