泉のほとりに

聖歌38番のように私たちの内なる力を湧きたたせ御国を目指していきましょう。共に泉のほとりに集いましょう。導かれるままに綴っていきたいと思います。

田舎暮らしのメリット

半年程前から隣の市に住む外国人の方と月に一度カフェ・イングリッシュをしています。数十年の田舎暮らしで学生時代に学んだ英語を使う機会はほとんどなく、主人の郷里の方言がしっかり身について来るばかりで、これじゃあいかんと一念発起して始めたわけです。


たいしたことをしているわけではなく、マクドナルドでコーヒーを飲みながら1時間取り留めなくフリー・トーキングをするのですが初回は久しぶりの英語のシャワーに加えて、思うように言葉が出ず、終わったらぐったりと疲れました。



トークのトピックは私が自由に決めていいということで、毎回思いつきでやっていますが、今まで扱ったテーマは 「2019年に私がやりたいこと」「ラテンアメリカの文化」「2019年の後半何が起きるか?」「都会生活と田舎暮らし」「危機にいかに備えるか?」などです。



先生は40歳のアルゼンチン出身の方でアメリカの大学を卒業し、アメリカで16年仕事をしてこられたので多少癖はありますが殆どネイティブと変わらない英語を話されます。結構いろいろ質問されるので私も悪戦苦闘しながら、とても刺激になり考えさせられることも多く「コーチングを勉強されたことがあるのかなあ」などと密かに思ったりしています。



危機に備える話をしていた時に「アルゼンチンではハイパーインフレはありましたか?」と質問すると「しょっ中だ」という返事。ある時は物価が40倍になり100円のコーヒーが4,000円になったこともあると聞いて驚きました。まるで今のベネズエラのようです。「あなたは危機を経験したことがあるのか」と聞かれて思いを巡らし、「私が中学生の頃オイル・ショックというものがあり、トイレットペーパーが品薄になった記憶があります」と答えると笑われました。そんなことか、と思われたのでしょう。思えば日本という国で守られ恵まれてきたのだなあ、と改めて感じました。



それから、有事や災害の話になり、具体的に何を備蓄してるか、などの話も出たのですが、1時間経ってトークが終わった別れ際に「危機には治安が悪くなるから何か武器を準備しといた方がいいですよ」と言われたのが印象的でした。自国でもアメリカでもいろんな経験・苦労をされたようで平和ボケした日本人とは違うなあと思わされた出来事でした。



「都会生活と田舎暮らし」のトピックでは「私の好きなテーマだ!」と言われ話が弾みました。先生はドイツ系のアルゼンチン人ですが自国では自然豊かな田舎に住み、アメリカではマイアミなど都会で生活、アメリカで出会った京都出身の奥様との結婚を機に来日、1年ほど京都に住んだけど自分は田舎が好きで奥様の親戚の縁で九州に来たんだ、とのことでした。一つのことを除けば自分はここが気に入ってる、その一つとは公共交通機関が不備で料金が高い、車なしでは生活できないことだ、と語られてました。私も独身時代は都会に住んでいたので、都会と田舎の暮らしのメリット・デメリットで盛り上がったのですが、最後に「で、あなたは本当はどちらが好きなんですか?」と質問されました。私は「理想は中規模の都市の郊外に住むことですね」と答えましたが、便利さと田舎の良さ、両方得たいという欲張りなことを言ったなあ、と後で自分で苦笑しました。



私は主人の郷里に来てはや25年になりましたが、当初は田舎暮らしの不便さばかりが感じられていました。来て2年後には南米宣教に行き、帰国後は子育てとみ旨で忙しく、田舎暮らしの良さを静かに味わう余裕もなかったような気がします。サンクチュアリに来て二代王様のみ言を学びながら、今その良さを有り難さを見直しているところです。


主人は元々釣りが好きで釣果を近所や知人に配り、お礼に無農薬の野菜をいただいたりしていましたが、今改めて有難いことだなあと思うようになりました。昨年からは狩猟も始めたのでですが、猟友会の会長が同級生で、ビギナーの主人はベテランの皆さんにいろいろお世話になり、自分は獲れなくても獲物を分けていただいて私もジビエ料理に挑戦するようになり、そういうコミュニティも有難いものだなとしみじみ感じるこの頃です。


うちの裏山には梅の木があり毎年熟れた梅の実が庭に落ちて来ていました。黄色く熟して傷もあるし、梅雨時の雨ですぐ腐っていたのですが、先日ある方が「勿体ない!そんな梅は梅ジャムや梅ジュースにできるんですよ」と言われ、初めて落ちてきたらすぐ拾うようにして梅ジャムを作ったのですが、美味しくて家族にも好評でした。そして自分の無知と怠慢、自然を慈しむ心にかけていたことを反省した次第です。



取り留めなく綴ってきましたが、今亨進二代王様のみ言を学ばせていただきながら、価値観が転換されることが多く、現在自分が置かれた環境を神様の配剤と感謝する心が強くなってきたことを感じます。この環境で出会わせていただいてるサンクチュアリのコミュニティの方々、地域の方々との貴い縁に感謝し、改めてこの地を愛しながら、天一国創建のためにできることをなしていきたいと思うこの頃です。






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