泉のほとりに

聖歌38番のように私たちの内なる力を湧きたたせ御国を目指していきましょう。共に泉のほとりに集いましょう。導かれるままに綴っていきたいと思います。

祈祷 172 〝 イエス様のような心情でお父様の前に立たせてください 〟

🔵 祈祷 172



イエス様のような心情でお父様の前に立たせてください




お父様! 4000年間苦労して導いてこられたイスラエルの終末を眺めながら、その民族に対して祝い


の言葉を語れず、嘆息の言葉を語らなければならなかったイエス・キリストの心情が、どれほどもど


かしく、恨めしく、悲しく、どれほど苦しかったでしょうか?


お父様! 死亡線上で身もだえしている数多くの民を眺めるイエス様の心中には、勧告しても聞かず、


諭してあげても悟ろうとしない無知な群れに対するとき、天のもどかしさがその一身に染みわたった


ということを知っております。そのもどかしさが染みわたれば染みわたるほど、地に対し恨みたい心


も、ともに高まっていったことを私たちは知っております。しかし、これを抑えて耐えられたキリス


トの心情を知る人は、地上にだれもおりませんでした。




寂しい路程を開拓するため、苦労されたキリストの聖なる姿を、兄のように、父のように侍りながら


、彼と一つの心になり、彼が涙する立場にいますなら、ともに涙し、飢える立場にいますなら、とも


に飢え、ぼろをまとう立場にいますなら、ともにぼろをまとい、むち打たれる立場にいますなら、と


もにむち打たれ、追われる立場にいますなら、ともに追われる立場に立つべきでしたが、そうできな


かったのが歴史的な恨みであったことを私たちは知りました。


心情の世界は、歴史的な距離を超越するという事実を私たちは知りました。それゆえ私たち、今、心


情の根本を尋ね入り、キリストの聖なる姿を抱きしめ、彼の事情に通じることのできる心情の友とな


って、イエス様を代身してゲッセマネの園で祈ることができ、イエス様を代身してカルバリ山頂に向


かって走っていくことのできる、あなたの息子・娘たちとなるようにしてください。そのような息子


・娘であるとしますなら、彼はキリストの友であり、歴史を越えて天の息子に侍った者であるという


ことを、私たちが体恤するようにしてくださいますことを、愛するお父様、懇切にお願い申し上げま


す。


イエス様はこの地上に来て、数限りなく涙を流されましたが、そのだれもそれを知りませんでしたし


、血涙の出る哀痛の心情を持って天城に対して訴えましたが、それを知る者もございませんでした。


お父様、今日統一の信徒たちをかわいそうな立場に追いやり、鍛えてくださったことに感謝申し上げ


ます。飢えの中で団結させてくださったことに感謝申し上げます。お父様、ぼろをまといながらもみ


旨を案じ、むち打たれながらもあなたを案ずる息子・娘となるようにしてください。




これがお父様の願いであり、このような姿を立ててこの民族の前に誇ろうとなさるのが、お父様のみ


旨であることを知るものでございます。今、そのような姿を捜し立てる使命を果たす時が参りました


ので、この使命の前に私たちが卑屈にならないようにしてくださり、この使命の前にためらわないよ


うにしてください。私たちにあるすべての情熱と誠心を尽くして、あなたの前に実績を残し、あなた


の心情に記憶されうる息子・娘となるようにしてくださいますことを懇切にお願い申し上げながら、


主のみ名によってお捧げ申し上げました。アーメン。( 1960. 7. 17 )








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