祈祷 163 〝 十字架を越えて復活の栄光を歌わせてください 〟
🔵 祈祷 163
十字架を越えて復活の栄光を歌わせてください
お父様! 時が近づけば近づくほど、復活の主に出会うのをためらう心がわき出て参ります。時が近
づけば近づくほど、死の悲しい因縁をお抱きになったイエス・キリストの姿が連想されるようにして
ください。
刑具にかけられ亡くなられた彼は、恨みを抱いて逝かれた方であったことを知りました。彼が徘徊
されたゴルゴダの山頂は、因縁の涙の峠であることを知りました。今日まで因縁の歴史に生き残り、
人類の心中心中に復活し、入っていくことを知りました。このすべてのものが、因縁の歴史的な摂理
のみ旨の中で流された血と汗がありましたがゆえに、その因縁が存在する間、その血と汗によってす
べてのものが動いていくことを知っております。今日、そのような心情に徹する私たち、そのような
境地にある私たちとなるよう許諾してくださいますことを、お父様、懇切にお願い申し上げます。
このように行かれた主、新郎であられる主は、因縁の歴史を経て再び訪ねてあげようとおっしゃい
ました。主が自分の心、体を傾け、私たちを訪ね立てようとする心情が懇切であられることを知って
おりますので、私たち自身の姿を備え、万民の前に装った姿を誇りたい心が懇切でありますよう許諾
してください。
その道を行こうとすれども、悪なる世の中であり、主が行かれたその道が残っているので、耐えま
た耐え、また耐えて、民族の残った峠を歩まなければなりませんし、世界の残った峠を歩まなければ
なりません。今、地に残された十字架の峠を越えることのできる殉教の歴史を耐えることによって、
持ちこたえなければならないことを私たちは初めて知りました。
今、新しい心で因縁を感じ、新しい心で待ち望み、新しい心で耐えながら、お父様につかまり痛哭す
ることのできるその日まで進むことのできる私たちとなるようにしてくださり、積もった悲しみの因
縁を越えることのできる私たちとなるよう許諾してください。喜びの因縁を誇ることのできるその時
間まで、耐えて残され、死亡の権限を押さえ、復活の栄光を歌うことのできる息子・娘たちとならせ
てくださいますことを懇切にお願い申し上げ、このすべてのみ言を主のみ名によってお捧げ申し上げ
ました。アーメン。 ( 1959.3.29 )
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